浜崎あゆみが突発性難聴であることを告白

歌手の浜崎あゆみが左耳の聴力を失ったことを会員制のファンクラブサイトで明かしました。 2007年、検査で明らかになったとし「左耳はもう完全に機能しておらず、治療のすべはないと診断された」 と説明しました。
浜崎あゆみは2008年1月4日、自分のサイト内のブログで「今年の私のぶっちゃけた抱負」と書き出し、 「実は去年、耳の検査をしてもらったのだけれど、左耳はもう完全に機能しておらず、 治療のすべはないと診断されたんだ」と報告。「みんなの(ファンの)メッセージの量がものすごいので」 あらためて更新した際には「正直、病院で先生から治すすべはない、手遅れだって言われた時は頭の中が真っ白 になった」とつづています。
2000年には同じ左耳の「突発性内耳障害(難聴)」で全国ツアー2公演を延期しており、 持病が悪化したようです。
今後については「それでもやっぱり、私はボーカリストであり続けたい。 残されたこの右耳がいけるところまで、限界まで歌い続ける」と意気込んでいます。 浜崎あゆみは98年に歌手デビュー。自作の歌詞が高く評価され、01年からレコード大賞3連覇を達成したほか、ソロの女性ボーカル歴代1位のシングル売り上げを記録。
10代、20代の女性を中心にファッションリーダーとしても人気を集めています。
所属会社のによると、病気は00年に発覚し、今回の診断は定期通院で告げられました。
所属事務所のエイベックスは「浜崎がより歌いやすい環境を整えながら、予定通り活動していきます」と 冷静に受け止めています。

突発性難聴とは

浜崎あゆみをおそった突発性難聴とはどのような病気なのでしょうか?
特別なきっかけもなく、ある日突然に、片方の耳が聞こえづらくなる耳の病気です。 発症の程度は急に聴こえにくくなったと自覚する程度の難聴、つまり中程度から高度の難聴です。 そのため発症時は「耳が塞がっているようだ」「耳に水が入ったような感じが取れない」などと訴えて難聴と 気付かない事があります。ほかの症状としては難聴になった側の耳で耳鳴り症状が多くの場合出ます。 まためまい症状を訴える人が3割程度あります。このめまいは、その場限りの一過性のことが多いです。
厚生労働省の外郭団体、難病情報センターによると、原因は不明なのですが、ウイルス感染と内耳血管の 循環障害の2説が有力とされいるそうです。
軽度で治る人もいるのですが、有効な治療法などは確立されていなとのことです。

ウィーンで長年ボイストレーナーとして活躍し、現在日本でプロミュージシャンのトレーナーを務める 野口ちよ子さんによると浜崎あゆみの突発性難聴を「典型的な職業病」とみているそうです。
「音響が良く、オーケストラが舞台の下にいるオペラ歌手で難聴になったケースは聞いたことがない。 難聴は、電気音のバンドが後ろに控えるロックやポップスの歌手に起きている」と指摘しています。

左耳が悪くなるのは、最も音が大きいドラムやベースが左後ろにいるためではないかとのことです。

突発性難聴の治療法

2001年の調査では、全国受療者数は年間35,000人です。統計的には40代〜 50代、女性に多かったのですが、 最近では10代〜30代や男性の例も少なくなく、年齢や性別においての偏差は見られなくなってきているそうです。
突発性難聴は原因はわかっておらず確実な治療法がない難病で、厚生労働省の特定疾患に指定されています。
突発性難聴を治療するうえで重要なことは、まず安静にして、早く入院して治療を受け始めることです。 一日でも早いほうがいいです。突発性難聴は、治癒することが可能な数少ない感音難聴なのですが、 治療が遅れてしまうと治らなくなってしまいます。早期の安静入院を逃すと、 後になって入院してもほとんどの場合は手遅れ状態になり、早期入院したときと同じ治療を行っても 治療効果があまりないようです。
※具体的な治療法などの詳細は病院などで確認してください。

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